私たちは、1967年の創業以来、オフィスやホテル、レストラン、商業・医療・公共施設等のインテリア空間を創造してきました。近年では内装を強化し、デザインした空間を具現化する体制と確かな技術を培ってまいりました。それにより、企画・調査からデザイン、自社製品・特注家具の設計製造、内装施工まで空間づくりをトータルで提供できるようになり、お客様からさらなる評価と信頼をいただいております。

オリバーの特徴として、様々な市場での空間創造の実績を生かした“バリュークロスオーバー”提案があります。オフィスを例にすると、人がいきいきと働くことができるデザインに加えて、ホテルのもつ上質さやホスピタリティを取り入れることでオフィスに出社することの価値を高めるなど、私たちだからこそできる魅力的な空間を創造しています。

また、オリバーのソフト面とハード面の強みを生かしたデジタルテックで課題解決に取り組んでいます。ソフト面では、出店に伴う業務を一元管理できるシステム（OOS）やゲーム感覚で楽しんでいただけるVRによるインテリアの提案（Oliverse^®）。ハード面では、家具とテクノロジーを融合し、人がより自由で快適に過ごせる環境を目指した「スマファ^®（スマートファニチャー）」の開発など、家具による空間ソリューションを進めています。

一方で、このようにデジタルテクノロジーが急速に発展するにつれ、インテリア空間はより心の安らぎや美しさが重要視され、ますます“本質的なデザイン”が求められるようになります。オリバーでは100名を超えるインハウスデザイナーが在籍しており、お客様に最適なインテリア空間を高い品質と感性で実現します。

脱炭素社会実現へのアクションとして、2006年には業界に先駆けてFSC^®認証を取得し積極的に活用しています。昨年、木材を使用した全製品がFSC^®認証の家具シリーズ「D&D」を発表し、環境と経済性の両立を図ったブランドとして評価をいただいています。今後も、世界の森林資源の保護・活用により持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。

私たちは、インテリアサービスをデジタルテックで進化させ、施設空間を創造するプロセスをより分かりやすいものにし、人と地球にやさしいインテリア空間を実現することが存在意義であると考えています。
これからも、社会になくてはならない存在であり続けるために、そして社員一人ひとりが誇りをもってはたらくことができる企業を目指して、共通価値の創造にむけた挑戦を続けてまいります。

株式会社オリバー　代表取締役社長
大川和昌