

ゼロカーボンファニチャーの
実現
ゼロカーボンファニチャー※1の実現プロセスをご紹介します。
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森を育てる
FSC®認証木材を活用することで、持続可能な森林管理を推進しています。その結果、CO2の吸収・固定量を増加につながると考えられます。環境負荷の軽減や森林資源の保護に貢献します。
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つくる
再生可能エネルギーの利用によりCO2の排出量を削減し、さらに効率的な木材活用で木材ロスも削減します。
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運ぶ
工場国内の木材を使用することで、材の移動を最小限に抑え、効率的で環境にやさしい生産を実現します。
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使う
製品として使用している間、CO2は固定・貯蓄されます。長期間にわたり環境保全に寄与します。
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再生する
不要になった家具を回収し、パーチクルボードにリサイクルする仕組みを構築。使用後も炭素を固定し続けることが可能です。
ゼロカーボンファニチャー※1は、木材のCO2固定の性質を活かしながら、製造過程で排出されるCO2を削減。回収・リサイクルする際に発生するCO2も含め、カーボンクレジット(温室効果ガスの排出削減量の売買)に頼らずカーボンニュートラルを実現しています。
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⽊材の性質
⽊材・⽊製製品の中に含まれる炭素は、光合成によって⼤気中のCO2を取り込むことに由来しており、⼤気中のCO2を固定していることと同等になります。そのため、森林は「炭素の貯蔵庫」、木製品は「炭素の缶詰」などといわれます。
⽊製製品にこだわってきたオリバーならではの発想で、CO2排出量の削減を⾏います。 -
再⽣可能エネルギーの使⽤
太陽光発電などの再⽣可能エネルギーが電⼒に変換される過程においては、⼆酸化炭素はほとんど発⽣しないとされています。そのため、化⽯燃料における発電で変換された電⼒と⽐較すると、⼆酸化炭素排出量は⼤きく削減されます。
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効率的な⽊材の活⽤
ゼロカーボンファニチャーは、材料から製品を製造する際の廃棄量ができる限り少なくなるように設計しています。
また、製造国の国内材を活⽤するなど、材料輸送距離を考慮することで、⼆酸化炭素排出量を削減しています。 -
リサイクルの仕組み
ゼロカーボンファニチャーは、使⽤後に製品を回収し、パーチクルボードにすることで、新たな製品としてリサイクルされる仕組みも構築しています。
リサイクルに関わる輸送の⼆酸化炭素排出量なども含めて、ゼロカーボンファニチャーを実現しています。
ゼロカーボンファニチャーの
実現例※1


S・CW-H835
S・CW-H835の質量は5.7kgで、⼆酸化炭素と炭素の分⼦量の⽐率から、この製品では10.45kg-CO2eの⼆酸化炭素を固定しているということになります。※3
ゼロカーボンファニチャーは、調達や製造において様々な⼯夫を⾏うことで、製品のライフサイクルにおけるCO2排出量を削減しています。
- ※1 ゼロカーボンファニチャーとは、材料調達や製造でのCO2排出量削減に加え、リサイクルを通じて木材に固定されたCO2を長期一定期間維持することで、当社独自基準の「CO2排出量実質ゼロ」を実現した家具です。
- ※2 国立研究開発法人産業技術総合研究所が開発した世界最大級のインベントリーデータベース「IDEA」を使用し、第三者CFP算定コンサルタントの指導のもと、製品に使用される木材のCO2固定量を、算定されたCO2排出量から差し引くことで、当社独自の基準により「CO2排出量実質ゼロ以下」を実現しています。
- ※3 この値は、サンプル制作した製品を質量実測し算出した数字です。製品ごとの個体差により若干の誤差が生じる場合があります。
- ※4 この数値はS‧CW-H835の場合の数値です。

FSC®認証製品の活用
ゼロカーボンファニチャーは、FSC®認証製品です。
FSC®は、責任ある森林管理を世界に普及させるために国際的な森林認証制度を運営しています。適切に管理された森林で伐採された⽊材を積極的に利⽤することで、健全な森林の育成を⽀援するとともに、無秩序な森林伐採や違法伐採などを抑制する役割を担っています。