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2023.08.04
ミラノデザインウィーク2023 視察レポート vol.2
2023年4月18日(火)~23日(日)に、イタリアのミラノにて世界最大規模の「第61回ミラノサローネ国際家具見本市」をはじめとした、ミラノデザインウィークが開催されました。今年も多種多様な素材やカラー等、新しいデザインが発表されていました。2回目の本日は、CMFP(Color / Material / Finish / Pattern)、インテリアスタイルトレンドをご紹介します。
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カラー
セラピーのようなリーディングカラー。自然を思い起こさせる、穏やかで落ち着きを感じさせる優しいトーンで、軽くて明るく、温かみのあるニュアンスのものが多く見られました。
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素材
素材の主役は自然。木、石、大理石(紙)。ファブリックはコットン、ウール(本来の色)、ブークレなど触り心地が良い張地が目立ちました。完璧ではないラフなテクスチャーが、プリミティブで触感的な美しさを感じさせます。
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仕上げ
木材は、木目を残して素材感を演出し、樹脂・木・張地・鉄など素材をミックスした製品や、マットな仕上げで統一するなど一体感を出していました。また、チェアとテーブル、別製品でコーディネートするときには、カラーを統一し、つや感にコントラストをつけるなど、シンプルながらも上質感を感じる組み合わせが見られました。
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パターン
丸や不規則な丸、角に丸みをつけた多角形など、幾何学形状にも丸みを感じるデザインが多く見られました。また、クラフトマンシップを感じる編みや、大胆に格子上に編まれた編みパターンなど、「編む」表現は屋外家具のトレンド、そして、屋内と屋外の融合も相まって多く見られました。
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インテリアスタイル
シンプルさを追求しつつ、上質で居心地の良いスタイルがトレンド。細部までこだわりを持ち、素材の一つひとつに気を配り、全体的に洗練された雰囲気に仕上げ、ゆったりとした時間、快適さ、そしてエレガンスが重要な要素としてとらえられていました。
2023ミラノサローネトレンドの詳細レポートは、下記よりダウンロードいただけます。展示会の概要やトレンド情報(カラーやCMFP、マテリアル、インテリアスタイルなど)の詳細や、出展していた注目のブランド54社の展示の様子もご覧いただくことができます。ぜひご活用ください。
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