MANUFACTURING
ものづくり
全てのプロセスに、環境への思いを込めて
業界に先駆けたFSC®認証のCoC認証取得、CO2排出を軽減する素材や工程の開発・研究、製品のロングライフ化を実現する設計思想など、企画から材料選定・製造・リサイクル・廃棄までの全てのプロセスにおいて、その思いをかたちにしてきました。
さらに今後も、メーカーの責任として、長期的・継続的な視点で「サステナブルな環境との共存」を目指し、気候変動に対する具体的なアクションを続けていきます。
地球にやさしい素材
オリバーでは世界の森林資源を守るため、適切に管理されたFSC®認証材の使用に徹するとともに、国産材の利用を促進する「木づかい運動」に賛同し、日本の林業活性化に取り組んでいます。リサイクル材の再利用や、植物由来のウレタンフォームの仕様など、素材にこだわることで、環境保全に取り組んでいます。
世界の森林資源を守るため
FSC®認証製品を積極的に活用
世界で最も信頼度の高い森林認証制度を運用するFSC®(森林管理協議会)認証製品を積極的に活用。責任ある森林管理を世界に普及させ、健全な森林の育成を支援するとともに、無秩序な森林伐採や違法伐採などを抑制する取り組みを行っています。
FSC®認証製品適切に管理された森林で生産されるFSC®認証材を使用するだけでなく、全ての加工・流通過程においてもFSC®認証を受けた工場で正しく管理されている製品を指します。
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脱炭素・低炭素社会に貢献する木材
光合成により大気中のCO2を吸収して成長する樹木は、伐採され木材や木製品に加工された状態でも炭素を素材内に固定します。そのため、CO2は炭素化合物として素材内に留まり、大気中のCO2排出量を減らすことにつながります。また、樹木は金属など他の素材に比べて製造・加工に必要なエネルギーが小さく、環境に優しい素材です。
オリバーの木製チェア開発数は116シリーズ、年間販売数は約6万脚。木製品の積極的な活用により、脱炭素社会・低炭素社会に貢献しています。
国産材・間伐材の活用
富士山静岡空港 待合ベンチ 表面材:静岡県産材の檜
オリバーは、地球温暖化防止に資する活動として国産材の利用促進を図る林野庁の「木づかい運動」に賛同するとともに、国産材を使用した家具づくりを行っています。また、森を健全にを維持するために必要な間引き作業で取れた杉や檜、栗などの間伐材や端材なども広く使用。国産材・間伐材を活用することで、森林の手入れが行き届き、CO2の発生を抑制するなど環境保全への効果が期待できます。
富士山静岡空港 待合ベンチ 表面材:静岡県産材の檜
その他環境にやさしい材料の活用
グリーン購入法適合製品
グリーン購入法で定められた製品を積極的に企画、提供し、持続可能な社会実現に貢献します。
環境にやさしい張地の採用
製造工程の環境負荷を削減したファブリックや、「エコテックス®」認証張地など、環境にやさしい張地を積極的に採用しています。
バイオウレタンの活用
家具業界初めて、イス内部にCO2排出量の削減に効果がある「バイオ素材」植物由来のひまし油25%含有のウレタンフォームを採用。
廃材の活用
再生木材であるMDFや、樹液の収穫ができなくなったゴムの木の集成材など、廃材を積極的にテーブル天板等に使用しています。
環境に配慮した製造工程
人と環境にやさしい家具を作るためには、そのプロセスへの配慮もとても大切です。オリバーでは、使う人はもちろん、つくる人にも害を与えない、環境にも負荷がかからないよう製造工程を常に見直しています、さらに、製品一つ一つに資源リサイクルを促進できる工夫も凝らされています。
低炭素社会の実現に向けて自社工場に「太陽光パネル」を設置
オリバー豊橋工場に「太陽光パネル」を設置。
これにより、年間石油量換算13,897リットル、二酸化炭素で19.254㎏を削減することができ、低炭素型社会の実現に貢献しています。
品質と環境に関する国際規格を取得
オリバー豊橋工場に「太陽光パネル」を設置。
オリバー豊橋工場は、1999年11月、業務用家具の分野では国内初のISO(国際標準化機構)が定めた国際的な品質保証規格[ISO9001]認証、2000年9月には国際的な環境マネジメントシステム企画[ISO14001]認証も新たに取得しました。
環境負荷の少ない製造プロセス
再利用や分別をスムーズにする
資源リサイクルの効率化を促進し、高めるために、素材ごとに分解できる「分別設計」や各部品に材質名の表示を行っています。
有害な溶剤やガスを使用しない
製造段階において、大気汚染など環境負荷をかけず、人体に影響のない溶剤などを使用しています。
ロングライフ設計
オリバーでは、木製チェアの新設計ガイドラインを策定。その基準を満たしたうえで新しい強度基準の追加・実施など、厳しい品質管理体制を整えています。また、部品交換や、カバーリング機能により、施設でのヘビーユーズであってもできるかぎり長く、安心・安全に使える家具づくりに取り組んでいます。
業界最高水準の強度試験基準
施設用家具は家庭用家具に比べてより高い安全性が求められます。
オリバーではJIS規格はもちろんのこと、現場での使用状況に近い、より厳しい基準を設けて、業界最高水準の耐久試験や落下衝撃試験、肘部の静的荷重試験を実施。安全品質に徹底的にこだわっています。
メンテナンス対応
消耗品や修理の必要性が想定される箇所には、部品や部材交換で対応できるように、設計段階で構造のプラットフォーム化・部材のパーツ化を推進しています。製品を廃棄せず活かす発想を開発段階で組み込むことで、廃棄量が減少し、環境に配慮したものづくりを実施しています。
オリバーは、事業活動を通じて、
持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
SDGsとは
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は持続可能な世界を実現するために、国連が定めた2030年までの国際的な目標です。SDGsについての詳細は、外務省のWebサイト(JAPAN SDGs Action Platform)をご覧ください。