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2023.08.02
ミラノデザインウィーク2023 視察レポート vol.1

2023年4月18日(火)~23日(日)に、イタリアのミラノにて世界最大規模の「第61回ミラノサローネ国際家具見本市」をはじめとした、ミラノデザインウィークが開催されました。本日より3回に分けて、今年のトレンドや出展ブランドなどをご紹介してまいります。今年も多種多様な素材やカラー等、新しいデザインが発表されていました。本日は、展示会の概要やマテリアルトレンドについてご紹介いたします。
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来場者30万人を超え大盛況
インテリアやデザインにおける世界最大規模の国際家具見本市であるミラノデザインウィークは、メイン会場のロー・フィエラ ミラノで展示されるミラノサローネ(正式名称: Salone del Mobile)と、ミラノ市内で開かれるフォーリサローネ(Fuori Salone)に分かれて開催されます。
今年の来場者数は307,418人(181ヵ国 / 2022年比15%up)、出展メーカー数は1,462社となっており、パンデミック前の賑わいが戻ってきた様子でした。 -
キーワードは「幸福」と「持続可能性」
今回は、持続可能なイベントマネジメントのためのISO20121認証を取得した、業界初の見本市となりました。各企業も環境保護や資源の有効活用といった、サステナブルな活動は当然のように行っており、その上で品質・美的価値を保った家具、人々がやすらぎを感じたり、より良く生きられる生活空間を模索する様子が見られました。
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インドアとアウトドアの境界があいまいに
インドアとアウトドアの境界をなくした展示や、働き方、ライフスタイルが多様化したことによるモジュール家具など、空間をシームレスに表現した展示が多く見られました。
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有機的で丸みのあるデザインが注目
ネイチャーデザインを取り入れた、有機的でソフトな形状が多く見られ、カーブや丸みのある角や、自然と調和するやわらかい形状のものが多く展示されていました。ボリュームによる心地よい流動性も感じられます。
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ローテーブルのバリエーションが増加
ローテーブルは、引き続き組み合わせスタイルが多く発表されていました。その中でも個性的なアイテムのバリエーションが増加。また、フリーハンドで描かれた壁面アートやフリーハンドのような柔らかい形状の家具など、「ハンドメイド」も1つのキーワードとなっていました。
2023ミラノサローネトレンドの詳細レポートは、下記よりダウンロードいただけます。展示会の概要やトレンド情報(カラーやCMFP、マテリアル、インテリアスタイルなど)の詳細や、出展していた注目のブランド54社の展示の様子もご覧いただくことができます。ぜひご活用ください。
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