多摩産材を活かした、安心とやすらぎの空間
“つなぐ・結びあわせる”という意味を持つ「Join」をコンセプトに、空間と人をつなぎ、病院を訪れる方々へ安心とやすらぎを届ける空間を目指しました。
総合待合は、病院内で最も混雑するエリアであることから、実際の運用を想定した動線やレイアウト計画を取り入れ、デザイン性と運用性の両立を追求しました。中庭に隣接する風除室まわりには、多摩産材を使用した木製造作家具や、テラスの空気感を取り込んだ家具を配置し、室内にいながら中庭の雰囲気を感じられるよう工夫しています。
PROJECT DATA
JR東京総合病院 様/東京都渋谷区
1980年の建設から40年以上が経過し、建物や設備の老朽化が進んだため、建替えが計画されました。
SCOPE IN THE PROJECT
■レイアウト:計画
■家具(既製品):製作・納入
■造作家具:製作・納入・デザイン
■サイン:計画・デザイン・施工
お客さまの声

1.建て替え後、院内の変化があれば教えてください。
・今回導入した多摩産材とフェイクグリーンを使った家具のおかげで、院内に温かみと安らぎが生まれました。
・木のやさしい香りが漂い、患者さんやご家族、スタッフの心を自然と落ち着かせてくれます。また、緑のアクセントも加わることで、来院される方々が少しでもリラックスして過ごせる空間になったと感じています。

2.オリバーに頼んでよかったこと、今後期待することなどを聞かせてください。
今後、新たに整備されるカフェスペースにも貴社の什器が置かれるほか、旧病棟跡地に中庭も整備されることから、周囲の環境ともより調和し、一体感のある都市型病院となることが期待されます。
CREATOR'S VOICE

ディレクター
多摩産材と建築内装が生み出す雰囲気を損なうことなく、イミテーショングリーンを程よいアクセントとして空間に自然に馴染ませました。また、着座中に付近の人の存在を感じにくい配慮や、受付窓口や呼び出しモニターの視認性など、病院担当者さまと細かく確認しながら進めました。

デザイナー
建築コンセプト「Green Valley・中庭を囲う都市型病院」に合わせ、インテリアも、中庭とのつながりを軸に設計しました。動線面・視覚面の両方で中庭とのつながりを意識し、多摩産材をふんだんに使用した家具を提案しています。